最近の活動報告
9月1日(土)防災の日
2012年 9月 1日
昨夜、フィリピン諸島の東の沖合を震源とするマグニチュード7.6の地震が起き津波注意報が発令になり、市内沿岸部は、自治体が警戒態勢を敷くなど本当に心配したが、1日午前0時10分に解除されなによりだった。しかし、フィリピンの南部のミンダナオ島で女性1人が倒れた住宅の下敷きになって死亡、震源に最も近かった東部のサマール島の海沿いの町ジェネラル・マッカーサーでは、およそ70棟の住宅が全半壊し、数人がけがをしたという報道があり被災された方々に哀悼とお見舞い申し上げる。折しも今日は防災の日だ。そもそも、防災の日は大正12年9月1日に起きた関東大震災の教訓を忘れないことと暦の上で立春から数えて210日目を特に「二百十日」と呼び、この時期に多い台風への心構えの意味も含めて昭和35年に制定されたもの。東日本大震災もそうだが、決して風化させてはいけない。朝から、南海トラフの巨大地震や首都直下地震などさまざまな大規模災害を想定した訓練が各地で行われ、それぞれの現場では東日本大震災から得た教訓や課題に取り組みが行われた。
さて、ホテルから築地市場駅へ移動、浜離宮恩賜庭園をUC(ユビキタス・コミュニケ―タ)を使用しながら自由散策、東日本大震災の被災場所に導入できないか?アーカイブをより3次元で対応したいと思った。途中でスコールのような雨にあったが、築地市場を見学し昼食、スカイツリー、東京都美術館「マウリッツハイス美術館展」大変混んでいたがフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」は素晴らしかった。少女の輝きと視線に何か特別な思いを感じる。目の保養をしながら安心安全のまちづくりへ防災の日に再考した。
8月31日(金)千葉県柏市/新エネルギー導入促進協議会
2012年 8月 31日
ホテルロビーに9時半に集合し柏市議会事務局木村利美主査さんにお迎えをいただき、車で御案内をいただきUDCK(アーバンデザインセンター)へ。柏市は、人口404,252人、面積114.90㎡、世帯数164,449世帯。視察項目は、「柏の葉スマートシティプロジェクトについて」柏市役所企画部企画調整課石名坂賢一企画調整担当リーダー副主幹さんから柏市の公(千葉県・柏市)民(企業・市民)学(東京大学・千葉大学)の連携、柏の葉スマートシティプロジェクトをビデオで概要について説明いただいた。柏の葉スマートシティ(自然とテクノロジー)、健康長寿都市、新産業創造都市の柏の葉キャンパス構想について伺った。「総合特区」「環境未来都市」に地域指定されている。また、環境エネルギーの問題解決策としてスマートシティ、住民参加の省エネ(ホワイト証書)、柏の葉キャンパス駅周辺(メガソーラー)、AEMSと自営送電線による日本初のスマートグリッド実用化、地域エネルギーを活用する特例措置、今後の課題等で緩和を求める。説明後、各施設(2.000キロワット蓄電)等を見学した。終了後、UDCKの隣のオークビレッジ柏の葉で昼食、オークファーム体験型貸農園を見学し、つくばエクスプレスで北千住駅、JR常磐線で日暮里駅、JR山手線で池袋駅からタクシーで一般社団法人新エネルギー導入促進協議会へ。
2時10分、5階から1階へ移動、名刺交換し初めに鳥谷宗治理事から東日本大震災のお見舞いを含め平成20年12月に設立350億円で新エネルギー導入促進を行っている挨拶をいただき、高橋会長が謝辞を述べた。新国貞幸事務局長から目的、組織内容、主な実施事業の説明をいただき、各担当者から説明。山本成希スマートコミュニティセンター第五チーム長から「スマートコミュニティ導入促進事業」について80億円でマスタープラン事業を本年9月28日まで、10月以降平成27年度末までスマートコミュニティ構築事業で被災3県8箇所(石巻市は、「エコ・セーフティータウン構想」太陽光発電や蓄電池の設置など)。続けて「スマートエネルギーシステム導入促進事業」について43億円で、被災3県に災害時に地域の防災拠点となる施設に対して自立的・安定的にエネルギーを供給する。公募が4月から5月までの1ヵ月で岩手県滝沢村1件となっている(積算は100件)。次に、藤橋琢磨スマートコミュニティセンター副センター長兼第四チーム長から「スマートコミュニティ構想普及支援事業」補助率定額1千万円事業期間24年度内、応募多数のため予算増額。酒井清スマートコミュニティセンター副センター長兼第一チーム長から「次世代エネルギー技術実証事業」について4地域の実証の補完補助率2分の1、27.8億円。次に、藤井浩業務第四グループ長から「再生可能エネルギー発電設備等導入促進支援対策事業」について7月1日から始まった固定価格買取制度の利用、「特定被災区域」に設置する再生可能エネルギー発電設備とこれに付帯する蓄電池や送電線、公募予算額316億円。各補助金部門で質疑応答し終了。
新橋駅の烏森口からホテルユニゾ新橋にチェックイン、5時半から地元選出の安住財務大臣と財務省の大臣室で懇談。7時に夕食、9時50分頃、メールと電話が鳴りフィリピンで大きな地震があり、東松島市など防災無線で津波注意報が流れているが本市では連絡がないとお叱りをいただき防災へ連絡、間もなく放送になったと又連絡をいただいた。2時頃津波が到達する予報だが何事も有りませんように!
8月30日(木)千葉県市原市
2012年 8月 31日
朝4時過ぎの地震は大きく長かった。東日本大震災の余震らしいが、又、昨年の3月11日を思い出してしまった。6時半に市役所駐車場に集合し会派心会と行政視察。仙台駅を新幹線はやて14号で東京駅、JR総武線に乗り換え木更津駅でJR久留里線に乗り換え小櫃駅、タクシーで㈱市原ニューエナジーへ。視察項目は「未利用エネルギーの廃棄物焼却廃熱を利用した発電・熱供給事業について」で事務所2階会議室にご案内され1時45分から4時近くまで説明・質疑応答及び施設見学を行った。初めに高橋会長が挨拶し、佐藤誠二取締役所長が会社概要について説明いただき、ビデオで会社内容を見て斎藤雅博運転部施設管理部課長から細部の説明をいただいた。㈱市原ニューエナジーは、平成16年10月、杉田建材㈱、㈱タクマ、㈱タケエイ、高橋興業㈱の4社合弁で設立、総事業費29億円で、平成19年10月産業廃棄物処分許可取得し11月から操業を開始した。この施設は、一般廃棄物及び産業廃棄物の可燃物を焼却処理することにより蒸気を焼却処理することにより発電及び熱供給を行う。廃棄物焼却時の熱回収を促進させることにより循環型社会と低炭素社会を総合的に実現し意識の高い排出事業者による処理委託の促進を実現できる。焼却炉は、特殊階段型ストーカ炉で焼却能力は1日96トン、一般廃棄物・産業廃棄物処理施設熱回収率23.9%となっている。別棟の農業用温室内には地域農家との競合を避け「ミョウガ」が栽培されていた。収穫し食べたが路地物と違いえぐみがなかった。(キロ1.800円、30人の雇用が図られていた)廃棄物処理で、30%が残りその内2割が最終処分の埋立、残り8割は路盤やセメントで使用されている。①高効率発電15%、②合弁事業によりマテリアリサイクルーサーマルリカバリー、③地域社会との共生が図られている。終了後、7時半に柏市にある三井ガーデンホテルにチェックイン、暑い中ご苦労様でした。
8月29日(水)全員協議会
2012年 8月 29日
9時過ぎから、議長室で復興のための農林水産省の事業プランや6次産業について懇談、ナマコやマダコの養殖・増殖へ向け始動開始のふるさと再生PJだ。10時からは議会運営委員会正副委員長と第3回定例会議案を受けた。10時半からは、平成24年度石巻市議会第3回全員協議会で(1)被災公共施設の再建(廃止)方針の策定について、(2)石巻市立保育所再配置計画について、(3)石巻駅周辺地域の土地利用構想及び交通改善方策についての3つの説明を受けた。とりわけ、石巻駅周辺地域の土地利用構想は、駅前に整備する予定の石巻市立病院への付帯決議された不慮の災害、再考すべき交通マヒ、別候補地など活かされていないと議員から指摘が集中、予定時間を超過し正午過ぎた。続けて、12時20分から議会運営員会が開催され裁判等に係る弁護士費用について協議、了承された。午後1時半からは石巻地方広域水道企業団議会運営委員会に出席、第2回定例会(会期:9月3日~5日の3日間)議事日程について協議した。3時からは企業団議会水道事業研究会が開催され(1)地方公営企業の概要について、(2)蛇田浄水場移転復旧事業について、(3)財政収支見込みについて5時近くまで質疑が交わされた。復興・復旧までの道のりは険しいが主権は市民だ。
8月28日(火)復興対策関係
2012年 8月 28日
石巻グランドホテルで9時半から副議長と平成24年度県道北上津山線整備促進期成同盟会総会に出席した。受付で問われて石巻市議会議長ですと言うと「ご本人様ですか」と、苦笑いしながらそうですと話すと近くに市職員がいて「すみません。派遣職員でして・・」と。同盟会会長の亀山石巻市長挨拶し祝辞を橋本宮城県土木部長の代読で門傳東部土木事務所長、4議案全て可決、その他で「県道北上津山線関係の平成24年度当初事業計画」4,200百万円久保工区について説明があった。意見交換後、副会長の布施登米市長が閉会挨拶で終了。
10時半からは同ホテルで平成24年度国道398号改良整備促進期成同盟会総会に出席、国道398号のメンバーは3市2町(石巻市、栗原市、登米市、南三陸町、女川町)の首長と議長、参与に宮城県関係で会長の亀山石巻市長挨拶、祝辞を橋本宮城県土木部長の代読で後藤宮城県土木部道路課長、議案中、平成24年度事業計画に通常の事業に国道398号の沿岸部は壊滅状態で特別事業を加える修正意見が南三陸町佐藤町長、女川町須田町長から出され亀山市長一任で全て可決、その他で「国道398号関係の平成24年度当初事業計画」について説明があった。意見交換では入札の不調について報告・質疑された後、副会長の佐藤栗原市長の代理が閉会挨拶で終了。
KKRホテル仙台で1時半から第122回女川原子力発電所環境保全監視協議会が開催された。1年半ぶりの開催とあって資料も多い、平成22年度第4四半期から平成23年度第1~第4四半期、平成24年度の第1四半期と各6回分の説明で休憩なしで4時7分まで行われた。はじめに会長の若生副知事が挨拶、各担当、東北電力から報告を受け質疑応答。
終了後、仙台市議会佐藤議長から連絡を受けていたので、仙台市議会議長室に招かれ懇談、被災地自治体議会の連携やマンパワー不足など5時過ぎまで懇談。一歩一歩、連携を図りしっかりと市民目線で歩んでいきたい。
8月27日(月)未来へ
2012年 8月 27日
朝からお客様のラッシュ、訴訟の件、魚食普及と前浜の魚をレシピを作成し付加価値をつけようとしている団体など副議長と一緒に対応した。11時過ぎ、境教育長と佐藤局長が昨日の大川小学校に関する記者会見など伺った。予定されていた渡波避難道について市長のみとなったが昼食後も雄勝の件やガレキなど、各担当課と協議した。
訪問を受けた方々の中で、亀山市長が大川小学校で、去年「宿命」と述べたことについて「ご遺族が憤りを感じているならお詫びしたい」と遺族の前で初めて謝罪したが、間髪いれず謝罪するのではなく感じているならという仮定法で謝罪したこと、途中で退席しようとしたことなどが話題となり苦言を呈された。希望・未来へコミュニケーションを図りながら進める必要がある。
8月26日(日)熱い思い
2012年 8月 26日
8時過ぎに河南西中学校、すでに7時半に団員集合で予行練習が行われおり暑さで1人が救急車で運ばれたという。9時定刻に平成24年度石巻消防団河南地区団秋季消防演習が行われた。開会式、演習開始、競技開始(積載車操法競技の部、ポンプ車操法競技の部、小隊訓練競技の部)、分列行進(大隊縦隊5個中隊)、閉会式では講評と成績発表(積載車操法競技の部は優勝第2分団第4部定川班・準優勝第3分団第3部三軒谷地班・3位第1分団第1部俵庭班、ポンプ車操法競技の部に1位は第2分団第2部和渕班、小隊訓練競技の部の優勝は第1分団・準優勝は第2分団・3位は第3分団となり総合優勝は第2分団、準優勝は第1分団)、議長賞と祝辞を行い1時過ぎ終了。2時からは駅前広場からトリコローレを見学、フェイスブックで友達の遠藤司さんとお会いしスマイルドシードのバッチを購入し笑顔の種をまこうに参加、観光協会前、立町ふれあい復興商店街、同隣の駐車場、北銀駐車場前、ヤマト屋駐車場前、まちなか復興マルシェを廻り泉町で境界の立ち合いを行い、御案内いただいたナリサワカルチャーギャラリーへ移動し放課後写真クラブ主催の第6回写真展「続けよう!思いのままに」を見学した。その後、「宮城・桃浦夏祭り」に出席、東京在住の同級生伏見君、地元方々と久しぶりにお会いでき水産復興のお話などできた。夜は、24時間テレビに松本潤が石巻好文館高校吹奏楽部43人とのドラマにウルウル、早期復興を誓う。
8月25日(土)浜の未来
2012年 8月 25日
アーキエイドサマーキャンプ2012は、牡鹿半島の集落28浜の復興に向けたまちづくりを昨年の東日本大震災以降各地域のみなさんと懇談し浜の未来について御議論をいただいてる。法政大学渡辺真理・吹越武人先生のチームは荻浜・と小積浜担当している。昨日は、全体会と荻浜聞き取り調査・意見交換会が荻浜支所会議室で行われている。本日は、小積浜聞き取り調査・意見交換で区長さん宅を会場に行われた。渡辺先生と学生達(下吹越先生は海外出張のため欠席)、地元の方々と懇談、現状と県道2号の変更路線や将来像について懇談した。学生達の新鮮な質問や感想にいつも嬉しい気持ちになる。浜の未来を明るく公方の持てるものとしたい。明日、11時から「半島の浜の未来をみんなで考える会」が大原小学校で開催されるが、残念ながら公務で石巻市消防団河南地区団秋季演習のため欠席となる。参加し住民の浜の未来を語る熱い思いを受け止めたかった。
夜は、石葬会館での佐藤家通夜、真野エンタープライズ米倉後援会による「議長就任祝い」が北園で行われ出席しお祝いいただいた。感謝感謝。
8月24日(金)復興への哲学
2012年 8月 24日
9時過ぎにミーティングを行い、10時から会派代表者会議を開催した。協議事項は、(1)議会棟の整備について、説明を受けプラン①、プラン②を議会事務局まで9月3日までご報告いただくこととした。(2)全員協議会の開催について(①被災公共施設の再建(廃止)方針、②石巻市立保育所再配置計画、③石巻駅周辺地域の土地利用構想及び交通改善方策(案)について)は、前例に倣い確認程度の質問を認めることとした。(3)記録提出義務のないことの確認請求事件の対応については、百条委員会がお願いしている2名(中谷弁護士、犬養弁護士)をお願いすることで決定した。その他で連絡事項を伝え終了した。
続いて、明心会の行政視察等の会派会議、石巻地方水道企業団議会事務局桑原局長と懇談、新世紀クラブ千葉会長と午後からは、笹野副市長と懇談した。夕方、震災復興部から連絡があり、「第3回復興交付金配分可能額について、本日復興庁から通知があった件だった。石巻市分の要望額に対して交付率96.7%、県分で1.3%で、全体で78.6%配分されている。金額では、交付金ベースで市・県を合わせて約127億円で、第1回・第2回の配分額を合わせると504億円となっている。今回の配分では、防災集団移転促進事業及び災害公営住宅整備事業に係る平成25年度事業分と効果促進事業一括配分の市街地復興効果促新事業が配分されている。問題は、いかに政治手動で進めていくかだ。信念と哲学、コミュニケーションをはかりながら進めて欲しい。
夜は、割烹石もりで市役所うしお会主催の議長就任祝賀会に招かれた。大変楽しく有意義に過ごすことができた。
8月23日(木)いのちを守る
2012年 8月 23日
仙台で弁護士さんと打ち合わせを行い、仙台市議会事務局に行ったが、あいにく福島に研修のため佐藤議長は留守だったが電話で被災地自治体議会協議会について連絡した。午後からは、ホテル白萩で宮城県鉄道整備促進期成同盟会平成24年度総会が、開催された。同盟会会長の中村宮城県議会議長と名誉会長の村井知事代理三浦副知事が挨拶し5議案全て議決し閉会。
議会事務局に4時に戻り同僚議員と懇談し6時からは、石巻専修大学森口記念館で「いのちを守る森づくり」講演会に出席した。開会で特定非営利活動法人いしのまき環境ネット高橋寿代表が、挨拶し来賓紹介(市議会では、私、高橋栄一議員、大森議員、青山議員、阿部政昭議員、遠藤議員、庄司議員の7議員)し、宮脇昭先生による講演。東日本大震災による大津波で2万人近い人のいのちが瞬時に奪われた。私達は、宇宙レベルでの奇跡のかけがえのないいのちを守るため足元からはじめなければならない。それがいのちの森づくりだ。危機はチャンスで石巻から世界へだ。思いがヒシヒシと伝わってきた。これまで取り組んで来た事例を紹介しながら本物を実施しようと。本気になって活動することが大切だ。