5月6日(木)教育力

 「子供の学力・体力を高める大人の力」をフリーライターの太田あやさんが福井県の教育力について記載していた。2007年43年ぶりに復活した「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)で全国1位となっているほか、「全国体力・運動能力、運動習慣調査」(全国体力テスト)でもトップクラスの福井県の秘密を探るものだ。

 読んでいるうち、「当たり前のことを当たり前にしているだけ」だという。この当たり前に秘密が隠れていた。これまでの文化歴史で、福井藩16代藩主松平春嶽の時代に熊本から横井小楠を迎え『文武不岐・政教一致』というスローガンを掲げ藩校改革を行い、幕末に多くの人材を輩出、現在も中学2年生で「立志式」をほとんどの学校で行っているという。「教育によって人を育て、人が地域を育てる」という思想が伝統的に受け継がれている。

 さて、荻浜小学校の松浦校長先生や渡波懇談会などで教育力について話題となる。当たり前のことなのだが、人を活かすことが重要なことだ。福井県は学校の先生を褒め、3世代同居率2位というのも見逃せない。おじいちゃんおばあちゃんを大事にし指導を受ける。「教育力こそ子どもの幸せに繋がる」まっすぐなぶれのないシンプルな価値観、改めて知らされた。

 

コメントは受け付けていません