1月7日(土)不思議

 日本経済新聞のデータで読む地域再生に『廃校が変身 集客の一翼-山梨県は84%が現役-』が掲載された。閉校を間近に控えて興味深い。廃校が集客施設や工場に生まれ変わっている。活用率が47都道府県で首位の山梨県では廃校を首都圏からの集客に生かしており、2位の熊本県では企業の誘致が目立つ。鉄筋コンクリートの校舎は解体に数千万円かかることもあり、草刈りや警備に年数十万円から数百万円が要る。活用が欠かせず地域の個性を生かせば街の活力につながる、というもの。北杜市の雨天でみクライミングやコミュニティの核など模索したい。
 さて、ご案内いただき、会長挨拶で、金子みすゞの詩「不思議」子どもと同じ目線に立ち、自然現象や大人に対して疑問を投げかける。
『わたしは不思議でたまらない
黒い雲から降る雨が
銀に光っていることが
わたしは不思議でたまらない
青いクワの葉食べている
蚕が白くなることが
わたしは不思議でたまらない
たれもいじらぬ夕顔が
一人でパラリと開くのが
わたしは不思議でたまらない
たれに聞いても笑ってて
あたりまえだということが』
この不思議で、理学博士の佐治晴夫先生の「宇宙の由来 」を伺った。「宇」は上下四方で「空間」を。「宙」は「時」を意味する漢字である。 この二つを合わせた「宇宙」は、三次元空間(上下前後左右)と往古来今(過去・現在・未来)の全体を表すと。興味深いお話いただき過日「致知」掲載も読んでいたので関連本を購入しあっという間に読んだ。
 夜は、「どんと祭」に行って来た方々と一献。宇宙論や廃校利活用に拍車……お疲れ様でした。

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