5月23日(火)法則

 日本経済新聞文化面に『焼け石で探る旧石器時代 各地の遺跡訪ね観察、調理実験重ねて見えた暮らし』鈴木忠司(元京都文化博物館学芸員)が掲載された。旧石器時代(1万6千年以上前)の集落跡を発掘すると、しばしば焼けた石(礫=れき)が集中して見つかる。礫群と呼ばれ、土器の無い時代に調理をした跡とみられている。人工の遺物ではないため学界では注目されないが、礫群を探れば当時の集落景観が復元できるはずだ。こう考え、研究と実験を重ねてきた。縄文時代や土偶、古文書を読んでいるので、興味深々だ。
 さて、午前中は市役所で午後から「石巻市地域防災計画・津波避難計画・津波ハザードマップ改定」に伴う住民意見交換会が北上総合支所交流センターで開催され出席した。意見交換で女川地区だと避難場所のにっこりサンパークでは津波の方に向かって行くようになる、避難場所の容量1,500人、逃げた場合に陸の孤島化するので避難道路が欲しい、相川学区、誰が見ても分かるハザードマップにして欲しい、電源が落ちずに正確な情報取得など各地区から意見が出た。北上総合支所からの帰り石巻市震災遺構大川小学校に寄った。どんよりとしたあつい雲の中、時折の雨。明日、仙台市で開催される「令和5年度全国都市緑化祭」式典に御臨席する佳子内親王さまが本日、石巻南浜津波復興祈念公園等の被災地を視察して頂いている。ここにも足を運んで欲しかったと思った。夕方、あいのや渡波店、魚へんの表示が大喜利のようで笑ってしまった。魚へんに萌江で「ホヤ」。魚へんにまあ、で「イカ」。魚へんに気合で「エイ」。魚へんに引き分けで「タイ」などなど。是非、見て欲しい。夜は、そんなことで一献。

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