3月4日(火)絶対
「東日本大震災で流された財産をまた失った」「再建した家が燃え、戻る場所がない」「またゼロからのスタートだ」-。激しい火の手から逃れ、住民が身を寄せた避難所に悲痛な声が充満する。今月迎える震災から14年の節目を前に、現場は過酷な「二重被災」様相を呈していると河北新報社説。同紙春秋にも、「東日本大震災で全て奪われてゼロからスタートしたのに、家が焼ければまたゼロからだ」。岩手県大船渡市の大規模な山火事で被災した地元漁師亘理孝一さん(71)の言葉に天の無情と非情とを思った。2月26日に発生した火災は1週間近くたついまも収まる気配は一向にない。乾いた空気に強い風、三陸特有の海に迫り出したリアス海岸が懸命な消火の努力を防げると。根も葉もない偽情報が拡散されたデマについても述べている。夕方の報道で、岩手県大船渡市の山林火災の焼失面積はおよそ2600ヘクタール、市の面積の8%にのぼっているという。明日こ天気予報は雨、不安払拭は早期消火。何が起こるかわからないが、時代も変化と定石、基本を忘れず対応する事が必要だ。かつて「絶対」は唯一、生まれたら「絶対」死ぬことだけだと教えられたが、本日の日本経済新聞春秋に「この世に絶対はないと悟るが、戦争だけは絶対はぃめてはいけない」と。
さて、打ち合わせのあと、環境教育委員会を会派室で傍聴。昨日と同様に付帯決議案が可決。その後、諸案件対応。夕方、お通夜へ弔問。急なご逝去で驚く。粛々と進めて参りたい。