11月16日(火)歴史学
第11回いしのまきかき祭りのPRにNHK仙台へ。8時50分に入り挨拶とカメリハ、リハーサルを行い11時40分にスタジオ入りし情報パレットに出演した。入るまで携帯電話でエールがあり、逆にプレッシャー?に。飛田アナと石巻かきブランド化事業委員会として私と安部慶(市)、阿部勝浩(観光協会)の3名で11月23日(火)午前9時半、石巻サン・ファンパークで開催する第11回いしのまきかき祭りのイベント概要等しっかりPRで修了し番組が終了した正午に記念写真と片付けて終えた。
仙台駅まで送られ岩沼駅に移動し、石巻市議会のバスに乗り第44回宮城県市議会議長会議員研修会に出席、会長である仙台市野田議長、開催市議長である岩沼市議会沼田議長の挨拶、歓迎のあいさつを岩沼市長が行い講演「歴史に学ぶリーダーの条件」の演題で講師は歴史家・作家加来耕三さん。プロフィール紹介(昭和33年10月生まれ、昭和56年3月奈良大学文芸部史学科卒業)私の1学年上だが同僚議員達から似ている言われ、思わずじっくり見入ってしまった。冒頭、どうすれば歴史を具体的に仕事や日常生活に活用できるか?が焦点で、立ち止まって考える。疑問が湧かないといけないので、なぜ?もし?を考えることが必要。万人に活用、個々の皆様が過去を検証しどう使えるかが重要だ。日本で歴史上の人気投票をすると1位織田信長、2位坂本龍馬、3位諸葛孔明でこのほかに水戸黄門や遠山金さん、大岡越前、石川五右衛門、近藤勇、源義経、山本勘助の共通点は?など事例を上げ会場に問いかけあっという間。「汗血千里駒」1ドル100円になると予測して大変叱られたが今どうでしょうか?今後1ドル250円時代へとなるかも知れない。素人が玄人に負けたことがない。なぜなら素人は玄人がプロの戦いをする一方、常識で戦い千人・万人が聞いて実践するからだ。NHK大河ドラマを例に教養部とドラマ部のつくりの具体例を示しながら歴史学は常に常識ある判断だと断言した。①歴史はロマンだ(常識がない)。②中途半端な世界(見て分かったで終わりで、ものを考えることを放棄)、③歴史学の世界(過去を丹念に調べ将来へ)。将来7~8年後の日本を予測と言えば岩波など本で米国の現代史を参照にすれば良い(教育が崩壊し保険制度が崩壊、今日の米国は明日の日本。51番目の州とはなりえず)ケーススタディで、英国の現代史が示している。
黒船来航(ペリー4艘)なぜ何に恐れたか?→最新兵器爆連弾搭載で品川を航行したから←本質がわかっていない)。織田信長の1543年の鉄砲伝来で2丁購入(1丁約1,000万円)信長が大量生産で価格破壊(1丁50万円)など疑問、立ち止まることにより検証できる。戦略から戦術を包括できるが逆はできない。もっと考えよということか。結びに、1)右手の法則、左手の原理(手品の原理を考えよ)、2)未発の発芽(前兆、減少をどう捉えるか)。それには歴史学を活用すべし。
まとめれば、1.歴史、立ち止まって考える(疑ってかかる)、2.奇跡や偶然はない(当たり前の考え方)、3.数字・合理的なことを重視したものの考え方で新しい処方箋を出すことが必要だと。終了後、名刺交換させていただき、歴史学についてお話しさせたいただいた。
歴史はかつて暗記科目などと言われたが、本質や疑問を抱くことによって過去・現在・未来を繋ぐ重要な学問だということが改めて理解できた。まちづくりなど役立つことも多く、後は、活用の仕方だ。