1月31日(月)農商工等連携促進セミナー
東北地方が冷蔵庫の中状態と天気予報で解説していたが、この冬1番の寒さだ。生憎、愛車のエアコンが故障し拍車を掛けている。さて、午後1時から農商工等連携促進セミナーが石巻市役所6階市民ホールで開催され受講者も多く満席状態だった。3部構成で、1部が基調講演で東京農業大学教授門間敏幸さんを講師に「農商工等連携・6次産業化ビジネスモデルについて」1.地域活性化と地域力、2.6次産業と農商工連携、3.6次産業と農商工連携のポイント、4.6次産業化・農商工連携の成功事例、5.ベストプラクティス30の特選事例、6.植物工場と農商工連携・6次産業化、7.6次産業化・農商工連携の成功条件をパワーポイントを使用し7つの項目で報告を受けた。「この6次産業がなぜ、注目されているか」について、地域産業が疲弊している→農商工連携で6次産業化(農水省と経済産業省)で産業資源、担い手、生活の相互関連で活性化していくと。2部は事例紹介で㈱向陽アドバンス代表取締役社長澤口勝広さんが「植物工場への取り組みについて」、完全人工光型植物栽培施設(テストプラント)を2009年9月実験し2010年9月同(モデル施設)栽培棟360㎡建設しハンサムグリーン、ローズレタス、サラダ菜、バジル(ハーブ)を主な栽培品種とし安全安心で取り組み、「やさしい菜」の商品として販売、流通に課題があると。第3部は、パネルディスカッション「農商工等連携の普及拡大と課題について」コーディネーターに亀山市長、パネリストに学 東京農業大学 門間敏幸 教授・宮城県石巻北高等学校 佐々木寿 校長、官 ㈶日本立地センター 徳増秀博 常務理事、産 ㈱向陽アドバンス澤口勝広 代表取締役社長。佐々木校長が「キーワードとして1・食、2.資源、3.環境、4.地域に加え5.観光とし、食や農に対する単に生産や効率化ではなく多面的機能、アグロフォリストリーや消費者の観点で加工、商品開発、ブランドへと熱い教育への思いが伝わってきた。徳増常務理事は地域の資源(農業、水産、工場)を農商工連携で一体に、企業立地促進法でTBTに市長のマニュフェスト植物工場誘致で一緒に促進したい。時間も押しながら澤口社長に課題や雇用について問い、門間教授から地方の課題を聞き、会場からTPP、大学連携、アダムスミスの第1農(アルフィトティア:農業の価値)など質疑があった。結びに亀山市長から6次産業化、新たに地域経済の再生を図るため不可欠だ。地域雇用、新たな商品開発、女性の視点など重要。会場に来た人とのネットワーク化し、人・物・金・情報を共有し進めていきたいと。帰りに週刊ポスト購入、野菜工場・農家が消える日のカラー版と日本農業の極論が掲載、しっかりとした対応が必要だ。