6月10日(金)大震災 92日目

 午前中は、木村家葬儀告別式。葬儀委員長としてご挨拶したが、人生を寸断する自然の脅威は多くの犠牲を出したが本当につらい。巨大地震、巨大津波が想定外だけではすまされない。これに加えて福島原発問題だ。福島県前知事佐藤栄佐久さんは、原発推進派だったが使用済み核燃料の処分に疑義を生じて以来反対派になった。2006年10月収賄罪で逮捕されたが彼は「知事抹殺 つくられた福島県汚職事件」(平凡社)を著す。国策捜査についての脅威を思わせる。事実、厚生労働局のでっち上げ事件、特捜検事の証拠改ざんは記憶に新しい。佐藤前知事は、各紙にもいろいろ述べ、5月17日河北新報にも原子力を問う「政策の推進と統治 癒着」に述べている。歴史にはもしはないが、原発が稼働していなければ速度も大いに違っていただろう。
 夕方、日本財団沢渡一登さんと公益財団法人笹川スポーツ財団東英司さんが地元のボランティアで打ち合わせに。明日の3か月目、100ケ日を前に遺体捜索の自衛隊も大詰めのようだ。しっかりと進めていきたい。

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