7月3日(日)大震災 115日目

松原泰道「公案夜話」(すすき出版)を読む。禅思想は道元禅師によって表象される曹洞禅と白隠禅師の臨済禅、2つの系統があるようだ。この著書は、隻手の音声(片手の音を聞け)からはじまり目からウロこのようだった。まことに奥が深い。毎日地元紙の死亡広告が紙面全体を埋め尽くしている。心痛極まりないことだ。あのひとも被災しており、在りし日のことを思い出すことが多い。
 さて、地元復興のため早期に土地造成などプラン提示をし安心して戻れる題材を作って欲しいと復興ビジョンを求められる。高台や集団移転の話が出るが財政負担もあり厳しい現状であることは歪めない事実だ。命の力を感謝でつなげるよう努力したい。
 夜は、亀山家通夜へ菩提樹石巻、復興へのもどかしさなど通夜席で不満が語られるが、厳しい現状では当然のように言いたくなる。他市町に比べ遅いように映り方向性も見えないからだ。国・県もしっかり活動し成果を出すように願いたい。

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