8月21日(日)大震災 164日目

朝から雨が降ってる。生憎の天気でも「石巻ふれあい朝市」が開催されJR石巻駅前のロマン海遊21周辺は農家の生産物や花、農水産加工品を求める人が大勢集まっていた。何とか元気になって欲しいものだ。次回からは元の駅前のしみん広場になり、今回で今の場所は終わりとなる。
 10時からは、菩提樹石巻へ移動し小高家葬儀告別式、石巻清月記で今野家葬儀告別式、渡波の千聖で津田家葬儀告別式、同 宮殿寺で大引家葬儀告別式に参列した。それぞれ東日本大震災での被災だが、目頭が熱くなった。
 「生ききる。」瀬戸内寂聴・梅原猛(角川ONEテーマ21)を読む。両氏ともに東北に所縁のある人で、特に梅原氏の母は石巻市渡波であり仏教・哲学の思いを込めてのものとなっている。無常の東日本大震災の傷跡をどう乗り越えるか?対談は震災直後、梅原さんが寂聴さんに申し入れ実現したもので、戦後最大の難局を乗り越え、これからの日本のために語り合い、書籍とし、嬉しいことに印税は義援金として被災者の方々に寄付をするというもの。壊滅的な災禍に見舞われながら、何度も再生してきた日本人の「生きる力」を、仏教、文学、哲学、そして2人の人生を通じて、読みやすく大嫗89歳と大翁86歳で175歳の智慧がすごい。改めて生きる力をいただいたようだ。

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