1月7日(土)大震災 303日目

 やっぺす隊が、夏に次いで仮設住宅で被災した人たちを励まそうと外壁に花や動物のイラストが描かれた。 仮設住宅にイラストを描いたのは、福岡県在住のイラストレーター黒田征太郎さんで 仮設住宅で被災した人たちを励まそうと、幸福をもたらすとされるフクロウなどをペンキで描き、住人も参加し、殺風景だった外壁にたくさんの花が咲き温かな気持ちだ。
 さて、『「想定外」を想定せよ!失敗学からの提言』畑村洋太郎(NHK出版)を読む。想定とは何か、ありうることは起こる、なぜ、ありうることが忘れられるのか。「想定外」を想定せよ!、「想定外」にいかに対処するかの5章に失敗事例をもとに対処方法を示していく。どんなに発生頻度が低く「想定外」のことであっても起こる可能性が0%でない限り、起こることきには起こるという。田老町の防潮堤を事例に理解しやすい。想定外にはハードとソフトで備える必要がある。気になることは孤人は3日で飽きて3カ月で冷めて3年で忘れる、、「津波が来そうだったら逃げる」が肝心でハードソフトの両面の備えが重要だとしている。夜は、新春からの新聞など整理、石巻かほく、1月3日「新春インタビュー亀山紘石巻市長に聞く」では街側を嵩上げし整備し堤防生かし街づくり、翌日1月4日「石巻で講演会 「高盛道路」の課題指摘」として岩手県立大学元田教授が浅野亨石巻商工会議所会頭が「政府の防災復興方針に、道路の土台を高くし、防潮堤のようにガードする「2線堤」。しかし景観や街の未来をしっかり見据え、防災とまちづくり両方の観点で復興を考えたい」と挨拶し元田教授も2線堤について①仙台東部道路の成功体験が間違った方向に進ませている②盛り土には構造的に防潮堤の機能はない③地域を分断し、景観の面でまちづくりを阻害する可能性が大きいと3点指摘した。TP7.2を想定した県の防潮堤構想、3日と4日に掲載してあった記事を比較しつつ、どんな中心市街致を含めまちづくりにしたいのか情熱が見えにくい。コンセンサスをどう得るのか議論したい。

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