5月9日(水)改革

 河北春秋に「ミスター合理化」「行革の鬼」と呼ばれた故・土光敏夫さんの事が掲載されていた。『先日、政府が新設した行政改革の有識者懇談会が「土光臨調」を目指すそうだ▼土光臨調とは1981年に発足した第2次臨時行政調査会のこと。東芝の社長などを歴任した財界人で、既に85歳だった土光さんが会長に就任し、答申をまとめている▼答申後も臨時行政改革推進審議会の会長として、行革の行方を厳しく監視した。当時の旗印は「増税なき財政再建」だ。国鉄の民営化や中央省庁の組織改革などに、多大な成果を挙げた▼今回の有識者懇。初会合での野田佳彦首相のあいさつは「『身を切る改革をより一層行え』という国民の声を受け止め…」。どうも、ぐずついたお天気のように、はっきりしない物言いではないか▼特殊法人の統廃合や国会議員の定数削減などの身を切る改革。消費税増税への熱意と比べてやる気が感じられない。行革のポーズを国民に見せ、当面の批判をかわそうという意図が見て取れそうなのだ▼「俺は紙くずを作っているのではないぞ。汗まみれの結果である答申を反故(ほご)にすることは許せん」。土光語録の一つだ。提言をどれだけ実行に移すか、野田さんの本気度がますます試される』
 身を切る改革は、とても重要だ。復興をめざし活動している中、議会も行政、スピードアップを図りながら検証し、改革を進めなければならない。漁業支援で対象となる漁具に漁船漁業と養殖漁業と相違があることで、後援会長に提言をいただく。対象をしっかりと県は示す必要がある。客観的に理解できるようにすべきだ。

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