8月21日(木)最善策

 広島市での豪雨による土砂崩れで天皇皇后両陛下は、犠牲者が増え行方不明者の懸命な捜索活動が本日も続いていることを受けて、22日から予定されていた軽井沢での静養を取りやめられることになったと報道があった。朝刊やTVも特集が番組で報道、雨が今夜も降るようで心配だ。課題として、広島市の避難勧告の発令検討について議論があったが、土砂災害を時間でみていくと、20日午前1時15分には土砂災害警戒情報が発令され、午前3時には避難基準雨量を安佐北区三入と安佐南区八木・緑井で超えていて、午前3時10分にはホームページに発表した。この直後から土砂災害の通報が相次いで入ったが、最終的に市が避難勧告を発令したのは安佐北区三入で1時間後の午前4時15分、安佐南区八木・緑井で午前4時半。遅い、最善策かというものだが、一方で、もっと早く発令しても外は豪雨で雷、避難できたかという声もある。最善策を講じるための判断は厳しいが何とか想定されるので空となってもすべきではと・・・。また、真砂土についても議論されていた。本日の日本経済新聞春秋で知ったが、これは『「浜の真砂(まさご)」といえば古くから数がおびただしいことのたとえだ。万葉集をひもとけば「八百日(やほか)行く浜の真砂(まなご)も我(あ)が恋にあにまさらじか沖つ島守」という歌がある。通り過ぎるのに800日もかかる海岸の砂の多さだって、わたしの果てしない恋心にはかなうまい……』がその所以のようだ。今回と同じ地域では15年前の夏にも土砂崩れが発生し、たくさんの人が亡くなっており豪雨で地表の「真砂土」が崩れのメカニズムが指摘されていたが、悲劇は繰り返された。宅地開発も問題視されている。
 さて、午前中は、市健康管理課とキャンナスが「健康相談会」、地元小積浜集会所で開催され、住民が健康手帳と血圧を図っていただき、健康相談し口腔について勉強会、健康のためのダンベル体操に出席した。午後からは、復興支援策の協議会を大もり屋で行った。これまで活動してきたICTなど共感できる政策や支援策に賛同しながら最善策を考えた。夕方、市長と市議会が中央要望(復興庁、厚生労働省、自民党など)活動風景をFBで見た。最善策をとっていただきたい。

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