2月5日(木)拠り所

 道の駅は、1993年4月22日に正式登録された全国103箇所の施設が「第1号」であるが、道の駅の設置構想は、1990年1月に広島市で行われた「中国・地域づくり交流会」の会合での提案から始まったもので、1991年10月から翌年7月にかけて山口県、岐阜県、栃木県の計12か所に「道の駅」の社会実験が行われた。これらの施設は実験段階からすでに「道の駅」の看板を掲げていた。国土交通省(制度開始時は建設省)により登録された、休憩施設と地域振興施設が一体となった道路施設。道路利用者のための「休憩機能」、道路利用者や地域の人々のための「情報発信機能」、道の駅を核としてその地域の町同士が連携する「地域の連携機能」という3つの機能を併せ持つ。2014年10月10日付で、全国に1,040箇所登録されている。また、海の駅は、「海から、誰でも、いつでも、気軽に、安心して立ち寄り、利用でき、憩える」ことを標榜している[1]。当初は大型のヨットやモーターボート等の利用環境整備および、情報のネットワーク化と提供を目的に設置が推進され、広島県豊田郡豊町(現在の呉市)が離島振興策として2000年3月11日に設置した「ゆたか海の駅」が第1号として指定された。2014年6月現在、全国に151ヶ所を数える。これらは官制だが、民間が行ったまちの駅は、地域住民や来訪者が自由に利用できる休憩場所や地域情報を提供する機能を備え、さらには地域内交流・地域間連携を促進する公共的空間である。拠り所として、今や無いのは空の駅だけだと月尾嘉男さんが話していた。
 さて、午後2時から石巻市役所荻浜支所(仮設)で石巻市荻浜地区行政連と振興協議会の「荻浜支所・公民館整備事業説明会が開催され出席し顧問として御挨拶させていただいた。地区住民にとって拠り所だ。昨年8月に荻浜地区まちづくり懇談会での宿題も市側から回答がないままで厳しい不満の声も出た。来月で東日本大震災から5年目に入るが、再生期2年目に入る年としてしっかりニーズに応えていただきたいものだ。見える化は大事だ。

コメントは受け付けていません