2月7日(土)真珠婚
北方領土の日は、結婚披露宴の日だ。早いもので30年、真珠婚だ。世の普遍なものもあれば変化するものもある。今朝の日本経済新聞春秋にさるかに合戦のことが記されていた。『さるかに合戦は、かたき討ちの物語である。最近は改変も多いらしいが、もとの昔話では、ずる賢い猿が柿の実をだましとって善良な蟹を殺害する。その子供が蜂、臼、栗の助けをかり、猿をこっぴどくやっつけて、しまいには、殺してしまうという結末がついている』この後のことは知らなかった。しかし、『芥川龍之介が短編で書いている。主犯の蟹は警察に捕まり、裁判の末に死刑。臼や蜂ら共犯も無期徒刑を宣告される。復讐の気持ちから出た犯行は、美談とはいえない。同情も集まらない。作家が生きた大正時代に当てはめると、そんな皮肉な後日談ができあがった』さらに、『昔は違った。江戸時代、父母などを殺された人が仇を討つ慣習は合法で義務だった。142年前の今日、明治政府は「復讐を厳禁す」という太政官布告を出し禁止した。私憤による殺人は大罪だ。罰するのは国家だけという法治の考えを強調した。ところが、はるか昔に戻ったような光景をいま、中東や欧州では目にする』と。
小学生が殺される事件が相次ぐ、親として子供の成長は楽しみだ。それが寸断する、胸が痛い。朝早く、感謝の言葉を言い、午後からの石巻地区森林組合の総代・参与合同打合わせ会に出席、帰りに感謝のお花を買ってきた。節目に、夫婦、親子、地域など考える良い機会だ。夜は、渡波で消防の新年会に出席、感謝を忘れずに声にしていく。