6月26日(金)梅雨入り?

 昨日の日本経済新聞春秋に『この季節をどんな色に例えようか。梅雨空が低い。どんよりと重い雲が鉛のように光る。灰か、薄墨を流したようでもある。連日、暗く冷たい単調さが街や通りを支配している。明るい色が少ない。だが、雲間から漏れた光線が路傍の花を照らすと、ほっと心がなごむ。鮮やかな色も探せば、見つかる。淡紅のタチアオイが雨に煙る。足元には、ドクダミが白く光る。目を引くのは、やはり紫陽花(あじさい)だろうか。濃青が水色に変化し、赤が強くなる。やがて薄桃に変わっていく。日々、眺めると時の移ろいがよく分かる。日本人は昔から、こうした変化に、はかなさや美しさを感じてきたらしい』と、味のある素敵な書き出しだ。
 仙台管区気象台は「宮城県が梅雨入りしたとみられる」と発表、東北南部の梅雨入りは、平年より14日遅く、確定した場合、昭和26年の発表開始以来、昭和42年と並んで最も遅くなる見込みだそうだ。
 さて、すっきりしない曇天のようだといえば、新聞紙上を賑わしている復興関連、さらに若くて御逝去される方も多い。午前は、日曜日の準備作業と午後からは男女共同参画週間 特別公開講座”MALIA.トークセッション”が向陽地区コミュニティセンターで開催され出席した。夜は、娘の同級生(享年29歳)の通夜へ妻と娘と参列した。梅雨が遅いと思っていたが、やはりすっきりした青空がいい。早い梅雨明けを望みたい。

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