9月30日(水)乱高下
昨日1万7千円台をを割り込んだ東京株式市場で、本日の日経平均株価は、一時500円超高となるなど大きく反発した。終値は前日比457円(2.7%)高となり、昨日の下げ幅の過半を取り戻した。『中国不安の影が世界での株安を起こしピークの5月末の世界の株式時価総額から12兆ドル(約140兆円)減になった』と本日の日本経済新聞の1面だったが、上半期の最終日だ。乱高下しげにゃすの企業には打撃だ。
さて、驚くような若い人の殺人事件のニュースが多い。日曜日の竹田恒泰先生の戦後70年の総括ではないが、焼け野原の戦後復興で日本人の良いところである和の心や躾などうまく説明できない大事なものが失われてきているようにみえる。人間の生きる力や敬愛、感謝など不変なものがあるが、株価のように乱高下してはならない。組織体制もそうである。葬儀告別式に弔問した後、懇談する機会を得たが同じように憂いを感じる。廃止になった教育勅語「守るべき12の徳目」が列挙されている。
すなわち、
1.父母ニ孝ニ (親に孝養を尽くしましょう)
2.兄弟ニ友ニ (兄弟・姉妹は仲良くしましょう)
3.夫婦相和シ (夫婦は互いに分を守り仲睦まじくしましょう)
4.朋友相信シ (友だちはお互いに信じ合いましょう)
5.恭儉己レヲ持シ (自分の言動を慎みましょう)
6.博愛衆ニ及ホシ (広く全ての人に慈愛の手を差し伸べましょう)
7.學ヲ修メ業ヲ習ヒ (勉学に励み職業を身につけましょう)
8.以テ智能ヲ啓發シ (知識を養い才能を伸ばしましょう)
9.德器ヲ成就シ (人格の向上に努めましょう)
10.進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ (広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう)
11.常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ (法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう)
12.一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ (国に危機があったなら国のため力を尽くし、それにより永遠の皇国を支えましょう)
この12の徳目だが、改めて必要性を感じる。まずは、家庭教育から実行。