10月2日(金)現場を見よ

 日本歯科医師会の政治団体、日本歯科医師連盟の前会長ら3人が、政治資金規正法違反の疑いで、東京地検に逮捕された件で、各紙社説で論じていた。しかし、法律に定められた寄付の上限の縛りを免れようとして「迂回寄付」をした疑いでの逮捕で日歯連は2004年にも自民党・旧橋本派への1億円ヤミ献金事件などで、元会長らが有罪判決を受けているのだ。
 労働者派遣法の改正で、日本経済新聞春秋で『「仕事できない課長に『女の子』って呼ばれる度にムカつく」。木皿泉さんが脚本を手がけたドラマ「すいか」に登場するせりふだ。34歳、信用金庫勤めの主人公は同僚と語りあう。会社は私たちを粗末に扱っていないか? その扱いに慣れなかった私が悪いのか……。放映から12年。働く意味に悩む女性たちの琴線に触れるのか、今もDVDが売れ続ける。何かひとつ要望を聞こうという上司に主人公はいう。「ほめてもらえますか?」。助かってる、ありがとう、これからも頑張ってくれ。そうした言葉が欲しい、と。賃金や肩書よりも、人としてまっとうに扱う大事さを作品は訴える。』を例にしたものだが、結びで『法を作る人たちは現場の声にもう一度、耳を傾けてはどうか』とまとめていた。迂回寄付など現場において耳を傾けるどころではないようだ。誰のためか、原点に立ち返っていただきたい。
 さて、大川小・日和幼稚園の遺族、文科省の有識者会議で訴えの放送のFBやナリサワカルチャーギャラリーで三浦康子先生に御案内頂いた「第10回水墨画展」に出席し、目の保養と貴重な懇談をした。午後からも市役所1階で鹿島美織さんとカルチャー英語や安保に至るまで懇談した。思いは一緒だ。

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