11月26日(木)格差

 一票の格差判決が出た。1票の格差が最大2.13倍だった昨年12月衆院選の有効性が問われた訴訟で、最高裁大法廷がきのう「違憲状態」の判決を下した。河北新報社説では『国会の裁量と是正努力を一定程度評価しながら、選挙の無効までは踏み込まず、違憲の状態にあることを指摘して立法府の取り組みを促す。パターン化した判決は予想の範囲内であり、決然と国会に抜本改革を迫る迫力を欠いたのは残念だが、衆院選に関して3回連続で違憲状態の警告が出た意味は軽くない。一連の訴訟は、司法に尻をたたかれなければ危機感を覚えず、動いたとしても間に合わせの改革を繰り返す国会の怠慢をあぶり出してきた。1票の格差の背景に横たわる地方と中央の格差拡大の問題も含めて、民意を真に反映できる選挙制度の在り方を間断なく議論し、実行に移していく姿勢が欠かせない。』と。確かに、自律的な改革が必須であることを、政治の側はあらためて自覚するべきである。
 ところで、面白い説もある。これは、人口の多いところは既に整備されいて人口が少ないところこそ議員を要することが必要だという説だ。地方議会では理解できないわけではないが、立法府では地域を拡大し中選挙区が良いのではないかと思う。いずれ、格差是正の対応をしっかりとすべしだ。
 さて、菩提樹石巻で平塚家葬儀委員長として、葬儀告別式・法要、午後1時半終了し石巻グランドホテルへ移動しライオンズクラブ国際協会332―C地区レオクラブセミナーに出席、夕方は平塚家通夜に弔問し、その後、懇談会。各種格差が一段と広がっているようだ。

阿部 かずよしさんの写真

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