3月15日(火)盛衰
日本経済新聞春秋に、コンピューター断層撮影装置(CT)を英国のEMI社が開発したことについて書いてあった。EMI社は音楽事業が祖で1960年代にビートルズとも契約したことで、CTが開発されたと。日本では75年に東芝の関連会社がEMI社と販売協定を結び、東京女子医大に納入したのが第1号で、以来、医療への貢献は多大だ。高校生の時に、良くレコードを購入したが東芝EMIであったので大変記憶に残っている。東芝が、そのCTを含めた医療機器を扱う子会社をキヤノンに7000億円強で売却する交渉は、週内にもまとまる見込みだという。昨年来の会計不祥事で、資金調達が難しくなってしまった中での苦渋の選択らしい。そういえば、TVアニメのサザエさんは東芝が全てを仕切っていたこともあった。背に腹は代えられないといえども、虎の子を手放す東芝の経営陣はどんな覚悟なのだろうか。
さて、覚悟がなければならないのは至極当然なのだが・・・。朝、仙台の先輩から連絡をいただいた。平成23年12月2日に東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法(平成23年法律第117号)が公布され、「復興特別所得税」及び「復興特別法人税」が創設され平成25年から平成49年まで基本所得税額の2.1%が課税されている。つまり、国民が負担しているので使い方に物申すことができるにもかかわらず、不透明ではないかと。本日は、石巻地区森林組合平成28年度通常総代会が開催され出席した。復興での事業進捗もあるが、取扱高で33億1,677万円で前年比97%、事業利益は3億9,744万円で前年比82%と下回った。そこで、系統運動及び中期経営計画策定に関する件が上程された。備えは重要なことで、そのようにありたい。