5月25日(水)違い

 朝は、もやがかかっていた。そもそも、「もや」と「霧」の違いは?といえば、どちらも、水蒸気が飽和状態になり小さな粒となって現れたものだが、「もや」とは視程が1キロ以上のものをいい、「靄」は視程が1キロ未満のものをいう違いだ。この違い1キロという基準があるが、意外に現場で使用しているものとしては、曖昧だ。山積する課題についても人によって見方が違い、判断も異なる。
 行政目線と市民目線でも同様のことが言える。前市政は市民の目線に立ってのフレーズが多かった。さすれば今の目瀬は・・・。復興住宅の件でも地元紙が『復興住宅 欠陥あちこち、住民憤慨 石巻・蛇田の新立野第1』と報道、「入居が始まって1年が経過した石巻市蛇田の市営新立野第1復興住宅団地の一部A~D棟(80世帯)で、住民から「建物に欠陥がある」「ちゃんと点検したのか」といった怒りや不信感を抱く声が上がっている」という。
 「もや」「霧」のほかに気象用語ではない「霞」もありややこしいが、霞は、空気中の水滴やその他の粒子によって視界が悪い状態をいい、俳句などの季語では、春のものを「霞」、秋のものを「霧」とし、「もや」は単独では季語となっていない。時代も「霞」が春の季語、「霧」が秋の季語となったのは平安時代頃からで、古くは区別がなく、「霧」も「霞」も春秋を問わず使われていたとある。「霧」のさらに濃いのが「濃霧」で、視程が陸上で100m以下、海上で500m以下の霧をいう。いづれ、違いははっきりとしなければならない。

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