9月19日(月)伏魔殿

 伏魔殿の意味は、① 魔物が隠れている殿堂。 ② 陰謀や悪事が常に行われている所。悪の根城。と辞書に書いてある。以前、田中眞紀子議員当時に、小泉を支援した論功行賞として外務大臣ポストを手にした。当然イニシアチブがとれると思っていたが、小泉首相は実は強烈な親米派で進むにすすめなく「伏魔殿」発言をした。最近では、元東京都知事の石原慎太郎さんが、知事だった2008年5月の定例記者会見で、豊洲市場の建物下にコンクリートの箱を埋める案に言及したやりとりで、盛り土がなかった問題について「東京は伏魔殿だ」と。
 さて、大小の違いはあれども似たようなケースが多々見られる。伏魔殿という魑魅魍魎の世界を作ってはいけない。本日は、彼岸入りで敬老の日でもある。内閣府が2014年、60歳以上の男女6千人を対象に実施した意識調査が興味深いデータがある。「高齢者とは何歳以上か」の問いに、最も多かった答えが「70歳以上」の29%、次いで「75歳以上」の28%。高齢者の定義とされる「65歳以上」と回答したのはわずか6%だった。現実に敬老の概念を変えても良いのではと思う。心身ともに若返った「新しい高齢者」によって、高齢者像は大きく変わろうとしている。シルバーパワーも大きな力だ。

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