11月20日(日)当たり年

 日本経済新聞春秋『ワインと同様、アニメ映画にも「当たり年」があるようだ。ヒット作「君の名は。」に、聴覚障害者の世界を描いた「聲(こえ)の形」。これに今月公開された「この世界の片隅に」が加わった。上映館では満席や立ち見も多く、若者に交じり高齢の観客たちが涙を流している。太平洋戦争末期の呉と広島が舞台。資料などから町並みを精緻に再現したという。淡い色づかいや、自然と生活のこまやかな描写、ほんわかした会話。だからこそ後半、そうした日常に割って入る暴力や悲劇が際立つ。戦争の悲惨は戦場だけではなく、普通の人から家族、友人、故郷、夢を奪っていく。そのことが伝わる。』だ。なるほどと当たり年かと、うなずくことも多い。
 思いが叶えられるような当たり年にしたいものだ。本日も、第15回石巻かき祭り第2をメインに実施した、当たり年を目指して。

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