12月23日(金)環境整備

 河北春秋に『「栄養があっておいしいカキを豆腐のように食べさせたい」。石巻で大正時代、カキの垂下式養殖法を考案した宮城新昌(1884~1967年)は、そんな願いを持っていた。今のカキ養殖の基礎を築き、石巻市荻浜には顕彰碑が立つ▼宮城県は気仙沼から南三陸、牡鹿半島、松島に至る地域でカキ養殖が盛んだ。全国2位の生産を誇る。鍋が恋しいこの時期、石巻市の雄勝湾を除く県内ほぼ全域の生産地で、ノロウイルスが検出された。県漁協は25日まで、生食用のカキ出荷を見合わせている▼ノロウイルスは人体で増殖する。人から人へ感染することが多い。宮城県では今年、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎が大流行。人から海へ、ウイルスが流れ込んだらしい。カキに罪はない▼宮城県のカキの水揚げ量はむき身でシーズン(9月~翌年5月)4000トン超だったが、東日本大震災で2011年は319トンに激減。15年は1700トン余りに回復していただけに、生産者の落胆は大きい▼カキ養殖のルーツを自負する荻浜の生産者は嘆く。「お歳暮などで需要が多い年末に水揚げできないなんて…」「死活問題だ」。県漁協は26日の検査結果を見て対応を検討する。豆腐のごとくカキが安心して食べられるよう、ウイルスの沈静を願うばかりだ。』が掲載され、まさにその通りだ。
 さて、JAいしのまき西倉庫で「JAいしのまき産直市」にお招き頂いた。。黒毛和牛等あっという間に完売、宮城県漁協も出店し、ビンゴや牛政宗もイベントを盛り上げていた。市産品祭もかつてはあったのですが、今年も開催が成されない。このようなイベントで消費者と生産者を繋ぎ、年末には最高だ。しっかりと地産地消等の促進を図っていく。地元食材がもっと消費できるように環境整備も大事だ。

コメントは受け付けていません