10月22日(日)審判
朝から台風21号の影響で雨。この審判で浄化され、輝く未来へとしていただきたいものだ。日本経済新聞春秋に今年のノーベル経済学賞に輝いたのも、この分野の第一人者、米シカゴ大のR・セイラー教授の話が掲載されていた。『A定食1000円、B定食2000円。店は利益が上がるB定食を多く売りたいが、思い通りにいかない。ところがメニューにC定食3000円を加えると、B定食が売れ出す。1番高いものは敬遠され、2番目は選ばれる。合理的な説明は難しそうだが、よく分かる。…」というもので、近年注目される経済理論である行動経済学であるという。確かに。人間は合理的ではないという前提に立ち、心理学を取り入れて考察することは大切だ。R・セイラー教授は小さな誘導(ナッジ)を与えることで、人々の選択をより良い方向に導けると説く。結びに、『教授の著書には「第一印象が悪かったり、複雑な議論と統計データに訴えたりする候補者は苦戦する可能性が高い」とある。が、ここは合理的にいきたい。雰囲気や風に左右されず、訴えの中身を吟味して一票を投じよう。「自分一人が投票したところで何も変わらない」という考えは、合理的な選択からはもっとも遠い。』と。
さて、選挙を済ませて各種イベントを回るが雨で準備したものの人通りが少ない。午後からはスペシャルオリンピックスの水泳が終わりボウリングと合わせて交流会に出席した。福祉や雇用問題についても話題となる。夜は、各社の選挙速報にくぎ付けだ。自民党は単独で過半数の233議席を大きく上回り、公明党を合わせると衆議院全体の3分の2にあたる310議席をうかがう情勢だ。新党に風が吹いたと思ったら収束し新たな新党が受け皿となるなど目まぐるしい。ナッジより、将来の日本の行方を鑑みて投票へ行き行動の結果が審判だと思っている。日が変わってから開票するところもあり、台風21号の影響も大きい。明日は、地元も直撃の予想だが被害がありませんように。