1月22日(月)春隣
昨日の日本経済新聞春秋で紹介があった作曲家の吉田正がつくった歌「寒い朝」で、北風吹きぬく 寒い朝も……と口ずさめば昭和の冬が胸によみがえる。苦難のなかに希望を見いだすこの名曲には、吉田のシベリア抑留体験も反映されているという。そういえば、『夜明け前がいちばん暗く、春の手前がいちばん寒い。人はどんな時代でも、そう信じてきたに違いない。俳句にも「春隣」という冬の季語があって、これは大寒を過ぎて立春を迎える直前のころを指すそうだ。まさにこれからの2週間くらいは寒さのピーク。しかし北風よ、春は隣まで忍び寄っているぞと言ってやろうか。とはいえ天気予報を眺めれば、今週やってくる寒気団はシーズン最強クラスらしい。過去の記録をみても、歴史的な低温はほとんどが1月下旬のものだ。北海道旭川市で1902年に、氷点下41度の日本最低気温を観測したのも1月25日である。このときの寒波は「八甲田雪中行軍」による陸軍将兵の大量遭難死を招いた。』そのぐらいすごい寒波のようだ。
さて、午前中は 石巻・開成のより処 あがらいんで梵字教室担当した。春隣の話と大雪の話題でいっぱいだった。午後から、ご挨拶し5時近くに外に出ると大雪、仙台管区気象台によれば、前線を伴った低気圧が本州の南岸付近を発達しながら東北東に進んでいて、県内では夕方から雪が降り始め本日夜から明日朝にかけて大雪となるおそれがあり、雪の量は県内の多いところで20センチから30センチの予報だ。どうか、被害が起きず春は隣にと、ただ言い聞かせて前を向いていきたい。