4月21日(土)わがこと

 河北新報社説『大分の山崩れ/「わがこと」として備え磨こう』は、命を守るため、どう備えればよいのか。「わがこと」として、自治体や住民一人一人が土砂災害対策に思いを巡らす必要がある。大分県中津市の耶馬溪町の集落が襲われた大規模な山崩れでは、幅200メートル、高さ100メートルにわたって裏山が崩落した。住宅4棟が巻き込まれ、5人が死亡、1人の安否が分からない。大雨や地震があったわけでもないのに、山が突然崩れた。山林が国土の7割を占める日本。山林の崩壊メカニズムを究明し、今後の防災・減災に生かすことが重要だ。災害はいつ、どんな形で起きるのか分からない。地域や自治体は土砂災害について、危険箇所の把握や備えを急がねばならない、というものだ。東日本大震災を体験したからこそ、わがこととして考えることができる。そう、「ひとごと」ではないのだ。
 今日は、高気圧に覆われ、朝から気温がぐんぐん上昇した。仙台管区気象台によると、仙台市は新川で正午の気温が25.8度に達し、今年初めての夏日を記録したという。反動で雨を心配しなけれがならない。わがこととしてだ。

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