8月24日(金)不正

 台風の影響で強風と時折の雨、すでに台風も20号となっている。末法の世と言われるのは、あまりにも荒んでいるからか。河北新報社説に『障害者雇用水増し/罪深い旗振り役のごまかし』が、取り上げらていた。国土交通省や総務省などの省庁が40年以上にわたり、障害者雇用促進法で定められた障害者の法定雇用率を水増ししていた実態が判明。障害者雇用を率先垂範する立場の行政機関の背信行為に憤りを禁じ得ない、というもの。国ばかりではなく県や市も、ブルータスお前もかだ。「ずさんな算定がまかり通った要因の一つは、チェック機能の欠如だろう。制度を所管する厚労省は真偽を確認しないまま、各省庁から報告を受けるにすぎなかった」とは、大川小学校から提出のあった津波時の避難場所を受け取っただけの市教委と似ている。国は障害者雇用の推進を掲げながら、一方で、雇用率の水増しという不正によって長い間、障害者の就労機会を奪ってきたことへのセンター責任はしっかりとすべきだ。類似することはないか、チェック機能は機能しているか、いろいろ課題が見えてくる。

コメントは受け付けていません