11月28日(水)前へ

 ここ数日、暖かな日が続いている。我が家の向かいの木々が一段と色鮮やかに映えている中で、ユキムシが飛び、雪の降る季節である冬の到来を感じる。今年もあと、ひと月余りとなった。愛犬の朝の散歩で季節を感じた。と石巻市保健相談センターで「子どもの貧困問題解決に向けたシンポジウム2018in石巻第3回就学援助制度のより良い運用・利用促進に向けて東北沿岸部の経済的に困難な状況下にある子育て世帯への調査から」に出席。
◇公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン国内事業部から「東北沿岸部の経済的に困難な状況下にある子育て世帯への調査結果および提言」
・借金して生活、貯金を取り崩している
・子どもの成長に必要不可欠な医療へのアクセス、学校生活や学校外活動への参加、進学機会にも負の影響
・就学援助制度を改善して欲しい点がある
・経済的に困難な状況に置かれている
・保護者に対する経済的支援、子どもに対する支援として子どもの学習や居場所、多様な活動への参加の機会を保障する支援
など調査の結果から提言
⑴全国すべての自治体で公的支援を必要とする子育て世帯が安心して就学援助制度を利用できるよう周知や申請方法の先駆的な取り組みを参考に対策を講じるべき
⑵全国すべての自治体で、就学援助制度の準要保護児童生徒に対して、新入学児童生徒学用品費の入学前支給・増額がなされ、国・自治体で就学援助制度全体の予算引き上げ、支給対象費目追加実施、検討されるべき
⑶高校生に対しても、新入学に伴う費用の軽減や入学前支給が実施されるべき
⑷ひとり親家庭や生活保護世帯のみならず、経済的困窮を抱えるふたり親家庭の子どもたちへの経済的支援も講ずるべき
◇講演「子どもの権利保障と就学援助制度〜子どもの貧困問題解決の一助として〜」埼玉県川口市立小谷場中学校 事務主催 柳澤靖明 氏
教育費を担う仕事である学校財務担当者として公費と私費、学校運営費を結合する例題教材・教具と授業にまつわるお金についてユーモア交えてお話しいただいた。結びに、これからの公教育を考える―子どもの権利を実現する学校事務へ展望としてスクールソーシャルワーカーの設置と事務職員のソーシャルワークの2つの取り組みが求められ、教育費無償が本来の緩和策ですと。
◇情報提供「石巻市の就学援助の実施状況について」石巻市教育委員会教育総務課佐藤豊 氏から現状の報告いただいた。
経済的な困窮が子育て世帯の生活や子どもたちの成長に関わる機会に大きな影響を及ぼしている。就学援助制度を含め周知・改善していくことが大事だ。
夜は、石もりで市役所うしお会総会に出席、楽しく有意義な時間を過ごした。途中、NHKニュースに出演していたとメールをいただいた。一歩前へが大事だ。

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