1月14日(月)ハゲタカ

 哲学者で文化勲章受章者の梅原猛さんが12日午後4時35分、肺炎のため京都市内の自宅でご逝去の報、93歳だった。1945年仙田市生まれの梅原さん、文学・歴史・宗教の分野で従来の学説に挑んだ著作が「梅原古代学」など読ませていただき感心させられた。昨日は、女優の市原悦子さんが12日午後1時31分、心不全のため東京都内の病院で82歳で亡くなった報道。何か大きな変化を感じる。
 さて、『被災地と復興/地域づくりのモデル模索を』河北新報社説。各地区の実情から結びに『震災で人口減少が加速した被災地は、将来の日本が直面する課題の先進地となった。課題解決の方策は全国の参考になる。企業や大学、NPOなど多様な主体と協働しながら、住民や行政は地域づくりのモデルを模索してほしい。』と。「歩く、見る、聞く 人びとの自然再生」 (岩波新書) 新書 (宮内 泰介 著)と日本経済新聞の公告に載っていた「当確師」 (中公文庫) ( 真山 仁 著)を一気に読んだ。自然と社会の未来の形は、どういうものが望ましいのだろうか。北上町地区のヨシ“いとなみ”を人と自然の相互関係や災害時や都市部での実践も含めながら、自然とコミュニティ、さらに自ら体験した市長選挙も含め当選率99パーセントを約束する敏腕選挙コンサルタントが臨んだ圧倒的な現職有利の中、身内をも分断し、裏切りに裏切りを重ねて壮絶化する高天市市長選挙だ。あとがきの池上彰さんのことばに凝縮されている。

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