2月3日(日)ならぬことはならぬ
『「ならぬことはならぬ」NHK大河ドラマ『八重の桜』で全国的に有名になった会津の教えである。会津藩が子どもに覚えさせた「什の掟」の一文。人として守るべき七つの戒めからなり、地元では今もその精神が受け継がれる▼作家の中村彰彦さんは著書『会津武士道』でこう述べる。「親も先生も『人を殺したら何で悪いんですか?』と聞かれると絶句するという。これは絶対おかしい。『ならぬことはならぬ』と言わなければいけない」・・・』と昨日の河北春秋で児童虐待にふれていた。厚生労働省の不祥事は毎月勤労統計の調査不正に端を発したガバナンス欠如で、まさに「ならぬことはならぬ」だ。
さて、朝一番で親戚の出棺の儀に参列。終えて、隣の道の駅上品の郷で手回しオルゴールに癒されて仙台へ。仙台の従姉妹の年女誕生日祝いと節分で豆まきの会場で厳かで熱気ムンムンを終えて夜は自宅で東北東を見て恵方巻きをいただき、豆まき。豆まきは、古代中国から伝来した「追儺」という行事に由来するという。平安時代の追儺では、方相氏と呼ばれる鬼払いの役人が先導し、桃の弓と葦の矢で魔物を追い払っていましたが、次第に広範囲にまけて生命力を意味する豆にとってかわり、室町~江戸時代に庶民に広がったといわれている。社寺では「豆打ち」が行われ、庶民は「豆まき」として親しむようになってきた。一人ひとり改めて邪気を払い「ならぬことはならぬ」を実践していただきたい。定石やセオリー、ルールをないがしろにし、ならぬことなどおかまいなしでは、ガバナンスを失ってしまう。「鬼は外!」