9月4日(水)レガシー

日本経済新聞春秋に『「エイちゃんと呼ばれたい」――。古希目前でニューアルバムを出すなど意気盛んなロック歌手、矢沢永吉さんのセリフではない。高度成長期に7年8カ月、政権を担った元首相の佐藤栄作の弁である。国民の間での不人気に悩み、思わず口をついて出たのであろうか。』からの展開だ。安倍晋三首相の通算在職日数が、佐藤栄作さんを超え戦後最長を更新中で11月には戦前の桂太郎を抜き憲政史上の記録となるようだ。
ただ、長さをことほぐのは、控えめにした方が良いかもしれぬ。先輩2人の政権末期には、かなりシビアな場面もあったのだ。佐藤は新聞記者と対立、無人の会見場でテレビカメラに向け退陣表明した。
さて、朝早くから祖母の通院に同行、健康のありがたみを感じる。時代を過ごし大きな変化に戸惑いながら、対応してきたことがあっという間のようだ。子どもをDVや殺傷事件が多く、自分自身もいつから日本の教育の劣化が著しくなったのだろうかと考える。前述の春秋『長期政権、2度あることが3度あってはたまらない。来週の内閣改造と党人事を控え、さまざまな顔が脳裏をよぎる首相だろう。レガシー(遺産)にこだわり過ぎてはやや危うい気もする。遠からぬ安倍後も見通した適材適所が求められよう。』と結んでいる。
明日から、第3回定例会が開会する。

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