1月14日(火)展望
河北新報社説に『東北の記録的不漁/漁業の文化が岐路にある』が掲載された。「東北の水産業界にとって試練の年が明けた。主要漁港の多くは昨年、記録的な不漁となり、回復の兆しは見られない。足元が定まらない中、国の水産改革は年内に本格化する。小規模経営が多数を占める東北の水産業は持続できるのか。浜に不安が広がる。」と言うもので、まさに昨年11月から「かきのへい死」について由々しき問題であると指摘を受け関係機関に調査を依頼している。私が漁協勤務時代にも同様の事が起き調査した事を鮮明に覚えている。過労死や高温のため酸素不足などが原因だった。ビックリしたのが、米国オレゴン州立大学が原因は二酸化炭素濃度の増加であると。浜を回り、既に漁を終えた人達やナマコ漁、来月からのワカメ漁準備などに移っている。結びに『東北の重要な基幹産業である漁業を持続させるため、国や自治体、漁業者は何ができるか。密度の濃い連携を深化させなければならない。』と、早期に対策を講じる必要がある。