9月30日(水) 至誠一貫

 月末とあって、慌ただしい中で日本相撲協会は、両国国技館で大相撲11月場所の番付編成会議と臨時理事会を開き、関脇正代の大関昇進を全会一致で決めたというニュース。そして、同協会は鏡山理事と立川親方を使者として時津風部屋に派遣し、昇進を伝達。伝達式で正代は「謹んでお受けいたします。大関の名に恥じぬよう、至誠一貫の精神で相撲道に邁進して参ります」と口上を述べた。
 さて、「至誠一貫の精神」だが、至誠一貫とは中国の儒学者、孟子の言葉「至誠にして動かざる者いまだこれあらざるなり」が起源。誠意を尽くせば、必ず人は動かされるとの意味だ。明治維新の志士を育てた吉田松陰の座右の銘でもあるらしい。最後まで誠を貫くという教えで現在も学校や企業の方針として採用されている。また、時代劇「遠山の金さん」でも、お白洲に「至誠一貫」と書かれた額が掲げられているというが、まさにかくありたいものだ。
 夕方、〜牡鹿半島たすけあい・ささえあいの会〜寄らいん牡鹿の件で、共同代表の阿部孝子さんと杉浦達也さんに訪問いただき新型コロナウイルス感染症拡大で伸び伸びになっていた通常総会の件と今後の活動展開について懇談した。高齢化や人口減少の問題を抱える被災した沿岸部について当初の目的に従い至誠一貫で対応して行く。

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