12月2日(水)一念三千

 朝から弔問をいただく。幼い頃から現在に至るまで親のあり方や人として、また生き様について考える機会を得た。合間に明日から開会する第4回定例会の議案や全員協議会の資料に目を通した。
 忙しいと思いつつゆったりとした時間の中で、かつて人生の先輩達から「一念三千」について説かれたことを思い出した。成仏を実現するための実践として、凡夫の一念(瞬間の生命)に仏の境涯をはじめとする森羅万象が収まっていることを見る観心の修行を明かしたもののことだ。このことを妙楽大師湛然は天台大師の究極的な教え(終窮究竟の極説)であるとたたえた。「三千」とは、百界のすべてが一念にそなわっていることだったようだ。死を見つめて精進の機会を得て感謝感謝

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