5月30日(日)気力

 日本人の死因のおよそ3分の1はガンによるものだ。気力を鍛え治すために精進する。
 しかし、今年1月26日に警察庁は昨年1年間に全国で自殺した人は、前年より504人多い3万2753人だったと発表した。何と驚くことに12年連続で3万人を超え、統計のある1978年以降では5番目に多かった。

 詳しく見ると、月別では1~8月は前年比2.9~7.4%増で、過去最悪の2003年(3万4427人)に迫るペースだったが、9月には一転して前年比7.2%減となり、10月(同9.3%減)、11月(同1.3%減)、12月(同2.1%減)と前年を下回り続け、 男女別では、男性は前年より575人多い2万3406人、女性は同71人少ない9347人だった。都道府県別では(1)東京2989人(前年比48人増)(2)大阪1982人(同146人減)(3)神奈川1798人(同20人減)(4)埼玉1796人(同143人増)(5)愛知1623人(同68人増)――の順で多かった。

 治す気力で日々闘っている人がいる一方で、自殺者が減らないことは残念でならない。厳しい経済情勢の中で、迷走する政府は国民に視点を置き対応してもらいたい。夢と希望の持てる国づくりで気力も充実する。

コメントは受け付けていません