9月17日(金)イノベーション
朝、日課を終えて日本経済新聞春秋に『科学者にとって大がかりなシンポジウムに出席する意味は何か。立命館アジア太平洋大学の出口治明学長が知人から聞いた話を本で紹介している。有名な研究者の発表より、実は休憩中に旧交を温めたり、隣の人と情報交換したりすることでの刺激の方が大きいそうだ。出会い、雑談、無駄話。そうした「本当に研究の糧となるもの」がコロナによるオンライン化で消えたと嘆く。…』頷きながら、まさにその通りだと思った。昨日、ライオンズクラブの募金活動の件の場所依頼で会長から連絡を受け、現場に朝一で伺い、上品の郷の浮津駅長さんと話が弾んだ。また、牡蠣養殖の件から、「三倍体」へと。事例として広島県立水産海洋技術センターがバイオテクノロジー技術を応用して開発した「三倍体かき」は、広島かきのブランド力向上に大きく貢献した件や三重県の「伊勢志摩の牡蠣」で的矢湾で最近、三倍体の養殖方法の牡蠣がひそかに流通しているなどなど。歴史と伝統を守ることは大事なことだが、そこから日々ステップアップする時代の変化に対応する革新的なことも大切だ。奇しくも、NHKニュースで『デジタル技術を活用するDXと呼ばれる取り組みで、水産業の業務効率化などにつなげようという活動を石巻市にある団体が進めているお話を紹介していた。DXこそ、最新のデジタル技術を駆使して業務を効率化したり、新しいサービスを生み出したりして、快適で便利な暮らしを目指す取り組みを成すことだ。期待に応えるように更に研鑽し礎と牽引していきたい。