10月12日(火)本質

 予報通り雨。室内での運動に切り替え対応した。物事の本質を捉えると面白いものが見えてくる。普段から気になって地域で取り組むことにしたSDGsで面白い記事を目にした。『国連の「SDGs(持続可能な開発目標)」の象徴として、カラフルなバッジを胸につけている人を見かける。素材メーカーでCSR担当を務める藤枝一也さんは「SDGsの本質は変革であり、バッジを付ければいいというものではない。そうした誤解をコンサルタントが広げているから、たちが悪い」という――。』SDGsを広めたいコンサルタント等の専門家は「SDGsはビジネスチャンスです」「国や政府だけでなく、市民、企業などあらゆるセクターが取り組まなければなりません」「大企業だけでなく中小企業にも欠かせません」と繰り返す。しかしながら、ビジネスチャンスとは本来、気がついた人が誰にも言わず秘かに取り組むことで利益を得るものである。したがって、国連が作成し全世界に公開されている17分類169項目の文書がビジネスチャンスになるはずがない。仮にビジネスチャンスであれば、全企業に普及させるのではなく、早く知った企業が独占したいはずだ。「SDGsはビジネスチャンス」と言うコンサルタントや専門家は、ビジネスの鉄則を知らないと公言しているようなものだ。
ビジネスチャンスではないので、日本企業の優秀なビジネスマンたちが「何から手をつければよいのかわからない」と悩むのも当然だ。そこへ「どの目標に貢献しているかを整理しましょう」「御社はすでに3つもSDGsに貢献していることがわかりましたね! 素晴らしい!」とコンサルタントが指導するので、企業側は胸に17色のバッジをつけるだけでSDGsに貢献しているような気分に浸れるのだと。本質は「大胆かつ変革的な手段をとる」ことだ。石巻市SDGsパトナーに先週末登録した件について区長さんに報告し未来へ大胆かつ変革的な手段を話し合い、大いに盛り上がった。途中で増えて本質が拡大、地域から原点に立ち返り発信して行く。

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