10月28日(木)検証
暖かな朝、散歩も軽やかに。昨日のエネルギー政策で日本経済新聞2面に『バイオマス活用に暗雲 再生エネ認定、欧米で対象外も』が掲載された。植物由来の燃料を使うバイオマス発電に暗雲が垂れこめている。国は再生可能エネルギーの一つに認めて後押ししているが、欧州や米国の一部では認定しない例も出ている。森林を切り開いて発電の燃料となる植物の農園をつくれば、二酸化炭素(CO2)の吸収が減るとの指摘もある。国内でも議論が出始めており、認定を巡る状況が一変する可能性もある。バイオマスや温暖化ガス吸収源としての森林については31日に始まる第26回国国連気候変動枠組み条約締結会議(COP 26)でも主要課題として議論される予定だそうだ。要するに燃料の調達方法、燃焼時以外のCO2、生物多様性の観点の3点で懐疑論となっていると。
夕方、月浦を通る際に支倉常長像から太平洋を臨む。408年前の1613年(慶長18年)10月28日、サン・ファン・バウティスタ号は支倉常長ら180人の一行を乗せ今日のような穏やかな夜に石巻市月浦から出帆。見果てぬ地を目指してどのような思いを馳せながら出て行ったのか。支倉常長像から太平洋を臨み船のあり方を含め思いも一層だ。
さて、自宅に戻ると、khbニュースで『東北電力樋口康二郎社長が、このまま燃料費が高騰し続けると、お客様の電気料金での負担が大きくなるということが懸念される。私共としては動向を注視していきたいと、本日の会見で、火力発電の燃料となる原油やLNG=液化天然ガスなどの価格の高騰に触れ、今後、電気料金の値上がりという形で消費者に影響を与えかねないと懸念を示した。東北電力では既に2月から11カ月連続で電気料金の値上げが続いている』と。エネルギーはじめ、しっかりと検証する必要がある。