12月9日(木)実態
お世話になった方々と懇談。いろいろなお話を伺い、さらに激励をいただく。しっかりと本質を見極め発信力を養いたい。人口減少問題について、国立社会保障・人口問題研究所による2018年公開の将来人口推計において興味深い数字となっていた。2020年の生涯未婚率推計値は、男26.7%、女17.5%(この傾向はあまり変わらないが徐々に増加傾向)。ここから予測できるのは、2040年には男30%、女20%近くまで生涯未婚率はあがる。男の3人に1人、女の5人に1人が生涯未婚となるという。その中には未婚のシングルマザーを選択する女性や、婚姻せず事実婚で生活を共にする男女も未婚としてカウントされるが、社会環境の変化だ。そういえば、墓石を使わず樹木葬や永代供養など現実問題も伺った。これまでの常識と呼ばれているものも非常識になっている可能性もある。本日の日本経済新聞「人口と世界」にも家族を持つことに伴う経済負担を嫌い一人身を選ぶ若者が増えたと「おひとりさま」の増加は世界的傾向と記してあった。単身世帯は非婚化と人口減少を加速させ介護や福祉も家族の扶助が困難になる。さすれば、公的支援は重くなる一方だ。いかに個を結びつけ支えあうか対応が求められる。国会で現金とクーポンによる18歳以下への10万円相当の給付で議論されているが、目的をはっきりさせ実態に応じての対応を容認することが肝心だ。