12月16日(木)誠意

 各旧町地区の課題解決で石巻市役所。教育委員会から順に対応で目処が立ち連絡。しっかりと思いをお伝えして対応いただき感謝。石巻市議会開会中で本日一般質問で6人登壇ということでスピーディーに回れた。
 さて、国土交通省が建設業の受注動向などを示す「建設工事受注動態統計」のデータを無断で書き換え、一部業者の受注実績を二重に計上していた問題だが、国家がとっていた統計が実態よりも大きくなって計上されていたことになる。書き換えは建設業者から調査票を回収する都道府県に指示していた。二重計上は2013年度から今年4月まで行っていたと言うのだから驚きだ。この統計は国内総生産(GDP)の算出などに使われる重要な基幹統計であり、政府の景気判断の資料にもなっているのだ。2018年末に発覚した厚生労働省所管の毎月勤労統計調査に続く基幹統計での不正で全ての省庁で見直したはずだ。これは、行政への信頼を著しく揺るがすだけでなく、統計に基づいて決定された政策の妥当性という基盤を揺るがす本末転倒の事態だ。岸田首相は全容解明と再発防止に全力を尽くさなければならない。昨日唐突に幕引きとなった財務省の文書改ざん問題も含め、政府には公的な資料をないがしろにする魔物が住んでいるように見える。誠意を持って主権者の国民と国家のための原点を忘れないで対応して欲しい。

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