12月15日(水)払拭

 岸田文雄首相がおととい、18歳以下の子ども1人当たりに対し、現金10万円を年内に一括給付することを容認する方針を示した。そして、本日政府は18歳以下への「10万円給付」に関しては「10万円の現金を一括で給付することも自治体の判断により可能」と明記した新たな指針を自治体に示した。当初は現金5万円を先行して年内に配り、残りは来春をめどにクーポンで配布する計画だったが政府の対応が二転三転し決着した。石巻市、東松島市、女川町は10万円現金給付だ。「聞く力」を発揮し「より良い制度設計」へと軌道修正したと言えば聞こえは良いが、未だ目的がハッキリしない。現場である地方自治体の混乱はこれだけではない。新型コロナの新変異株「オミクロン株」対策を巡り、政府が打ち出したワクチン3回目接種の前倒しや水際対策の強化なども自治体の負担は大きい。ブレの無い、しっかりとした案で議論願いたい。船出したばかり、払拭する政策を期待したい。
 さて、小積浜集会所で第4回小積浜健康相談会。ダンベル体操の講師を迎えて、いつもの健康相談と簡単に体を動かす運動、健康が一番だ。健康と言えば、青森県の太平洋側沖合で大量のイワシが死んでいるのが確認されたニュース。見つかった場所は東通村尻屋崎の南東約46キロの海域で、幅50~100メートル、長さ4キロにわたって死骸と魚から出た油が浮いていたという。残念なことに大量死の要因になる海水温の低下は確認されておらず、理由は分かっていない。原因を早々に究明していただきたい。昨日の酸性化も含めミステリーで何が起こっているのか、ますます不可解だ。

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