12月14日(火)酸性化

 母と祖母が石巻市立病院への通院で妻と付き添い。昨日の冷たさと巨風で無くて良かった。予約有りでも半日は十分要した。
 さて、由々しき問題を目にした。冬を代表する味覚「カキ」だが、世界三大漁場の1つとも言われる三陸沿岸はカキの養殖が盛んで、宮城県は全国2位の生産量だ。だが、このままの状態が続けば、カキの養殖ができなくなるという懸念があると言う。豊かな三陸の海で何が起きているのか。
 本日のニュースでもサンマが昨年過去最低だったがそれをさらに下回ったやサケがほとんど捕れなくなったなど報道されていた。さらに、最近は見たことのない魚が増えているなどなど。温暖化による海水温の上昇に伴って海の生態系の異変が起きている。併せて、海が炭酸飲料みたいなイメージでどんどん酸性に傾いているので、将来的にはカキの養殖が難しくなるかもしれないと言うのだ。海の酸性化って、海水は本来「弱アルカリ性」。このため、大気中に排出された二酸化炭素と海面で反応し、吸収する性質がある。その量は二酸化炭素の排出量全体のおよそ30%。森林と肩を並べるほど吸収し、地球温暖化の進行を抑える役割を担ってきた。しかし、人間の経済活動の活発化や森林伐採などで大気中の二酸化炭素濃度は上昇傾向になる。その分、海の吸収量も年々増えていると。持続可能な環境へみんなで取り組む必要がある。しっかりと対応していく。

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