12月29日(水)進展

 日本経済新聞1面に『政府の基幹統計、7割が電子集計50%未満 不正の温床に』が掲載された。政府の基幹統計の7割にあたる34調査でオンライン集計が進んでいないことが分かったという。アナログな紙の調査は非効率なだけでなく、書き換えなど統計不正の温床にもなる。経済政策の基盤となるデータの収集・公開が不透明なままではデジタル社会の成長競争に取り残されかねない。既に国土国土交通省の「建設工事受注動態統計」の二重計上問題が大きな問題となっている。デジタル庁創設が泣く。二重計上やその前の財務省の公文書改ざんなど反省と学習機能が発揮されていない。政府が進めてきたはずの統計改革がかけ声倒れになっている実態を浮き彫りにした。
 さて、地域漁業者とかつてお世話になった漁協事務所に伺った。かつて、厳しい漁家経営を立て直すために、地域営漁計画に取り組んだ。平成11年度にカキ養殖だけで11億円を突破し小女子漁4億円に定置網など最盛期の話をさせていただいた。令和3年度はカキ養殖で3億円と小女子漁はここ3年ゼロだ。しかし、新たにワカメ養殖3億円などの進展も見られる。出荷と営業も本日まで。東日本大震災まで在職していたが、ここ11年で大きく変わってきた。
いろいろ懇談でき、新しい年を迎えしっかりと寄り添って尽力して行くと気持ちを新たにした。お育ていただいた地域に恩返しすることで、進展がある。

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