5月7日(土)戦争と平和

 ロシアの文豪、レフ・トルストイの小説「戦争と平和」が、じわり売れているという。文庫本の新訳が昨年完結した光文社によると、ロシアによるウクライナ侵攻後、書店からの注文がほぼ二倍になったそうだ。19世紀初め、フランスの皇帝ナポレオンによるロシア遠征。その経緯と、戦争に巻き込まれたロシアの人々を描いた名作だ。戦争はなぜ起きるのか。人生をどう生きるべきか。三千ページ超の長編作品には、作家がいくつもの問いに誠実に向き合った跡が刻まれている。今、この本を手に取る読者は、ウクライナの戦場と重ねずにいられない。戦争の愚かさと平和の尊さが、次々と目に飛び込んでくる。きょうも天気が良くお会いする方々と会話して戦いを感じる。濃淡の違いを感じつつ終了後はノーサイドとして平和をのぞみたい。あの手この手のお話を聞くが、もっと自信を持って対応して行きたい。
 さて、宮城県内では538人が新型コロナウイルスに感染。前週土曜(4月30日、277人)を上回った。市町村別内訳は仙台市325人、石巻市24人、多賀城市21人、名取市18人、大崎市・大河原町がそれぞれ17人など。全国では3万9327人。

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