7月21日(木)影響
旅行大手HISが傘下のテーマパーク「ハウステンボス」を売却する方向で調整していることが分かった。香港の投資会社などと交渉しており、売却額は数百億円に上るとみられる。HISは新型コロナウイルス感染拡大に伴う旅行需要の減少で業績が悪化しており、売却で財務状況の改善を目指すという。ボディブローがジワジワと効いている。
聞いてきているといえば、日銀は金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策の維持を決めた。4月会合で1.9%としていた2022年度の消費者物価上昇率(生鮮食品を除く)の見通しは2.3%に引き上げた。記者会見した黒田東彦総裁はエネルギー価格の上昇などを背景に「価格転嫁の動きが広がっている」と指摘した。経済の下支えと物価上昇に見合う賃上げが必要だとして、金融緩和を継続する考えを改めて強調したと報道された。1.9%の予測が2.3%に上昇、具体的なカンフル剤の見える化が欲しかった。
さて、新型コロナウイルス感染者が、国内で新たに18万6246人の感染が確認。1日当たりの過去最多(約15万2500人)を2日連続で更新した。東京都で3万人、埼玉と福岡両県で1万人を初めて超えるなど、35都府県で最多を記録。感染力が強いオミクロン株の派生型「BA.5」の広がりに伴う「第7波」の感染拡大が続いている。宮城県内でも、2205人が新型コロナウイルスに感染。昨日の2094を上回り、過去最多となった。内訳は仙台市が1212人、名取市129人、富谷市91人、多賀城市90人、大崎市80人、石巻市69人など。この影響で、7月31日のNPO法人障碍児と共に歩む会20周年を祝う会も会食や万全にするための対応。影響は大きい。