10月14日(金)鉄道150年に思う
鉄道が開業して、きょうでちょうど150年になる。社会で習ったが、新橋―横浜間から各地に広がり、明治末期には全国的な鉄道網がほぼできあがった。大正、昭和、平成を経て長く人々の暮らしや仕事を支えてきたのだ。各紙が取り上げ、日経ビジネスや東洋経済、サライなど特集を組んでいる。祝いムードの一方で、鉄道路線の在り方が、大きく問われている。利用者の少ない赤字ローカル線を巡る議論が進展しているからだ。先般も石巻市と女川町などを走る石巻線(小牛田-女川)は、2020年度が12億6,300万円の赤字。人口減少などで地方路線の運営は厳しさを増しており、JR東は鉄路に限らない交通網の在り方を地元自治体と協議していく方針を示した。これは、今年、JR西日本とJR東日本が相次いで不採算路線の収支公表に踏み切りニュースとなった。国土交通省の有識者検討会は、JRと地元自治体に議論を促す提言をまとめた。150年の節目、時代は大きく様変わりして地方の移動手段は車が主役になった。とはいえ、沿線の多くの自治体は存続を求めてる。人口減少でも住民の貴重な足である。地域振興の核となる可能性をまだまだあるからだ。鉄路は一度失えば元に戻すのは難しい。どう支えるか、正念場を迎える、150年だ。
午前中は打ち合わせ懇談。その処理で議会会派室、終えて事務局に行くと議会運営委員会の御一行が視察から帰って来た。担当部へ寄り夕方まで懇談。
時代の節目と転換期、しっかり先を見据えて判断したい。