10月18日(火)原因

 昨日のニューヨーク外国為替市場で円が対ドルで下落し、1ドル=149円台を付けた。14日に付けた32年ぶりの安値(148円86銭)を更新した。米長期金利が再び4%台に乗せたことで日米の金利差拡大に注目して円売り・ドル買いの動きが加速した。本日午前の東京外国為替市場でも一時149円台を付けたと日本経済新聞が報じた。さらに、その原因の一端に英国債利回り急騰が米国債券市場に波及したこと。そして、米ミシガン大学消費者態度指数(10月)のインフレ予想が上昇したこと。そもそもは、英トラス政権が引き上げ凍結を掲げていた法人税を増税するなどの政策転換に、市場は不信感を強め、英国債が売られた。しかも、財務相が次々に代わるドタバタ劇を見せつけられた。クワーテング氏に至っては、在任38日で解任された。市場のトラス首相への不安感は容易に払拭できない。さらに、英イングランド銀行は、インフレ対応の利上げと同時に、市場安定のため、投げ売り同然の英国債の買い入れを強いられた。イングランド銀行のベイリー総裁からは、11日に、年金基金などのファンドに「あと3日でリバランスせよ」と最後通告とも取れる発言があった。国債の買い入れは時限措置であり14日がその期限であったからだ。市場では、昨日月曜にイングランド銀行が英国債の買い入れを継続するとの見方もある。まだ予定枠の3割程度しか購入していないからだ。しかし、「あと3日」という発言は余計であったとも。
 さて、定置網に小ぶりながらマグロが水揚げされお裾分けいただき夜は、マグロ尽くしで堪能した。ちょっとの加減で市場の波が乱高下する。昨日の続きの如く懇談や相談が多い。受けて市役所で対応して25日視察受入の件で議会事務局へ。午後から東日本大震災で内陸部の豊里に引越した元桃浦の区長さんの訃報で弔問。帰りに桃生で懇談して夜は自宅。『東北地方の経済界の代表が、経団連の十倉会長と仙台市内で懇談し、地方の企業で不足しているIT人材などの確保に向けて、首都圏で働く人の兼業や副業を推進していくことで一致した』とNHKニュース。しっかりと人材確保し東北大学のキャンパスで「次世代放射光施設」で特殊な光を用いた最先端の研究施設の活用など期待大だ。

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