1月12日(木)数字

 少子化対策を検討している中、日本経済新聞『生涯子供なし、日本突出 50歳女性の27%「結婚困難」が増加』と驚くべき数字が出ていた。生涯にわたり子を持たない人が増えている。経済協力開発機構(OECD)のデータベースで最新となる1970年に生まれた女性の50歳時点の無子率を比べると、日本は27%と先進国で最も高い。岸田文雄首相は「異次元の少子化対策に挑戦する」としたが、子育て世帯だけでなく子を持つことを諦めている層への目配りも欠かせないと指摘している。さらに、2000年生まれは4割近い可能性もあると言う。同紙オピニオンに『経済の誤診を繰り返えすな 米欧、過不足なき利上げの難路』とあったが、まさにその通り。オピニオンでは、「ポリアンナ効果」という心理学の用語がある。楽観的な言葉の影響力は、悲観的な言葉に勝ることを示す。孤児になっても小さな喜びを探し続け、周囲まで幸せにする「少女ポリアンナ」。米作家エレナ・ポーターが1913年に出版した小説にちなむ。楽観を勧め、悲観を戒める名言は数多い。チャーチル元英首相が「悲観主義者はあらゆる好機に困難を見いだし、楽観主義者はあらゆる困難に好機を見いだす」と述べたのは有名だと。
 さて、SNSにアップしたら厳しいご意見を頂戴したが、もっともなご意見で、政治判断や政策ミスの指摘が多かった。それにしても約3人に1人が子供がいないことになる。こども家庭庁が岸田内閣により2022年2月25日に国会に提出され、6月15日成立、6月22日に公布され内閣府の外局として本年4月1日に設置される。しっかりとした政策を期待したい。

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