1月28日(土)即効性

 日本経済新聞社説に『実効ある少子化対策へ全体像の議論を』が掲載。昨日触れたこと思いが一緒だった。『深刻な少子化への対策をめぐる通常国会の論戦が始まった。2022年の日本の出生数は統計開始から初めて80万人を割り込む見通しだ。若い世代の結婚・出産への希望をどうかなえるか。全体像の議論をいち早く始めるべきだ。岸田文雄首相は施政方針演説で「年齢・性別を問わず、皆が参加する従来とは次元の異なる少子化対策を実現する」と述べた。意気込みは買うが、本当の意味で実効ある対策を打ち出せるのか。大事なのは全体を見据えた議論だ。このほど政府内で始まった検討は児童手当などの強化、子育てサービスの拡充、育児休業を含む働き方改革と、小さな子どもがいる家庭向けが多くを占める。少子化の要因は多岐にわたる。対策として、そもそも結婚に踏み切れない若者の雇用問題や教育費の負担軽減も大事になる。政府が秋にまとめる「こども大綱」にこれらの課題を盛り込むだけでなく、早い段階から国会でも踏み込んだ議論を進めるべきだろう。』と実効性のある支援策の議論を促している。そして結びで、この30年で親となる若い世代は一段と減った。出生率が少し上がっても、出生増は望みにくい状況だ。成果が出ないときほど目玉の対策を掲げたくなるが、大事なのは基礎の積み重ねだ。企業も含めた取り組みの加速を求めたいとしている。
 さて、「描き方を教えないお絵描き教室」がみやぎ生協文化会館アイトピアホールで開催。子どもクリエイトプロジェクト実行委員会主催今野直美代表とクリエイター長瀬阿由未先生、私からもご挨拶させていただいた。アクリル絵の具を用いて、1人2枚のキャンバスに絵を描きます。1枚目は描き方は教えず、自由に感じるままに。2枚目は、香りを嗅いで感じたままに。描いた絵は石巻市内の飲食店4店舗に展示される。自由な表現を通じて子どもたちの感性の向上とこれからの変動する社会で自己肯定構築と芸術に触れる機会の創出、絵を展示することで飲食店への誘客も図るなど地域経済への貢献なども図っていき元気にしたいと。子ども達の感性に魅せられ子育て支援の充実を進める必要性を感じた。
 石巻市博物館で「石巻の板碑-調査の記録をたどる-」が本日から3月26日まで開催。全国屈指の板碑密集地帯である石巻ですが、板碑は、鎌倉時代から戦国時代にかけて立てられた石製の供養塔。全国で約7万基確認されており、宮城県には7,000基以上が存在するといわれている。そのうち、石巻には、2,000基を超す板碑がある。宮城県最古の文応元年(1260)の銘を持つ板碑も存在する。お昼近くに入館だったが、まだ4番目で、その分じっくりと鑑賞することができた。地元狐崎スケカリ浜板碑群もあってワクワク。このまま、石巻市民合唱団65周年記念演奏会へ残りたかったが、弔問のため葬儀へ。夕方から、風が強くなってきた。被害が出ませんように。

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